2016/06/06 14:56

夏の飲み物として昔から定番の麦茶。
愛されているのにはちゃんとした理由がありました。
今回は、いわゆる「麦茶」と、麦茶と似ていて混同されがちな「はと麦茶」、この2つのお茶の美容・健康にもたらす効果についてご紹介します。

また、麦茶・はと麦茶を美味しく効果的にいただく方法も、合わせてご紹介します。ぜひご参考になさってください。

1. 「麦茶」と「はと麦茶」のうれしい効果

今回は「麦茶」と「はと麦茶」、この2つのお茶のうれしい効果についてご紹介します。

この2つは、「麦茶」としていっしょくたにされ、混同されていることも多いです。
いわゆる健康茶と言われる商品に一緒にブレンドされていることも多いからかもしれません。
(例えば、市販されている、いわゆるトクホの胡麻麦茶は、大麦、はと麦、大豆、胡麻などがブレンドされています。)

しかしながら2つのお茶は原料が異なり、期待できる効果も異なります。
「麦茶」と「はと麦茶」、それぞれのうれしい効果についてご紹介します。

1-1 「麦茶」のうれしい効果

「麦茶」とは、大麦を原料とするお茶のことを言います。
茶葉ではなく、炒った麦の粒でいれるお茶です。麦湯(むぎゆ)などと呼ばれて、緑茶より昔から飲まれていたと言われています。
麦茶には、緑茶やウーロン茶など他のお茶にはない、夏にこそ飲みたい効果を含め、様々な効果が期待されていますのでご紹介します。

★麦茶のうれしい効果

・体の熱を冷ます
女性熱中症
・汗などと共に失われやすいミネラルを補う
筋肉の働きを助けるカリウム、メラニンの代謝を促進する亜鉛や、コラーゲンを強化するケイ素などのミネラルを含んでいます。

・美肌効果
紫外線を浴びると発生する活性酸素を抑える作用(抗酸化作用)があるとされています。

・胃の粘膜を保護する

・血液をサラサラにする

大麦を炒ったときに生まれる香り成分であるアルキルピラジン(ピラジン)が、血液をサラサラにする効果があると言われています。青魚を食べるより効果的という説もあります。

・生活習慣病予防
GABA(ギャバ)という成分が、血圧を調整する作用があり高血圧予防に効果が期待できると言われています。
また同じくGABAが中性脂肪やコレステロール値を下げるので、動脈硬化などの予防にも効果が期待できると言われています。

・虫歯予防
虫歯を誘発する“ミュータンス菌の菌膜生成を阻害する作用”が期待できると言われています。

1-2 「はと麦茶」のうれしい効果

「はと麦茶」は、はと麦が原料で、麦茶と同じように、茶葉ではなく焙煎した実でいれるお茶です。
大麦由来の麦茶に比べると高価ですが、実は女性に断然おすすめしたいのが、「はと麦茶」です。その効果についてご紹介します。

今回は「麦茶」と「はと麦茶」、この2つのお茶のうれしい効果についてご紹介します。

この2つは、「麦茶」としていっしょくたにされ、混同されていることも多いです。
いわゆる健康茶と言われる商品に一緒にブレンドされていることも多いからかもしれません。
(例えば、市販されている、いわゆるトクホの胡麻麦茶は、大麦、はと麦、大豆、胡麻などがブレンドされています。)

しかしながら2つのお茶は原料が異なり、期待できる効果も異なります。
「麦茶」と「はと麦茶」、それぞれのうれしい効果についてご紹介します。

1-1 「麦茶」のうれしい効果

「麦茶」とは、大麦を原料とするお茶のことを言います。
茶葉ではなく、炒った麦の粒でいれるお茶です。麦湯(むぎゆ)などと呼ばれて、緑茶より昔から飲まれていたと言われています。
麦茶には、緑茶やウーロン茶など他のお茶にはない、夏にこそ飲みたい効果を含め、様々な効果が期待されていますのでご紹介します。

大麦
(オオムギ)

★麦茶のうれしい効果

・体の熱を冷ます
女性熱中症
・汗などと共に失われやすいミネラルを補う
筋肉の働きを助けるカリウム、メラニンの代謝を促進する亜鉛や、コラーゲンを強化するケイ素などのミネラルを含んでいます。

・美肌効果
紫外線を浴びると発生する活性酸素を抑える作用(抗酸化作用)があるとされています。

・胃の粘膜を保護する

・血液をサラサラにする
大麦を炒ったときに生まれる香り成分であるアルキルピラジン(ピラジン)が、血液をサラサラにする効果があると言われています。青魚を食べるより効果的という説もあります。

・生活習慣病予防
GABA(ギャバ)という成分が、血圧を調整する作用があり高血圧予防に効果が期待できると言われています。
また同じくGABAが中性脂肪やコレステロール値を下げるので、動脈硬化などの予防にも効果が期待できると言われています。

・虫歯予防
虫歯を誘発する“ミュータンス菌の菌膜生成を阻害する作用”が期待できると言われています。

1-2 「はと麦茶」のうれしい効果

「はと麦茶」は、はと麦が原料で、麦茶と同じように、茶葉ではなく焙煎した実でいれるお茶です。
大麦由来の麦茶に比べると高価ですが、実は女性に断然おすすめしたいのが、「はと麦茶」です。その効果についてご紹介します。

公益社団法人 東京生薬協会
(ハトムギ)
出典:公益社団法人 東京生薬協会

※漢方の生薬“ヨクイニン”は“はと麦”を脱穀して種皮を取り除いたものです。はと麦茶は生薬ではないので、同レベルの効果は期待できませんが、同種の効果が期待できると言われています。

★はと麦茶のうれしい効果

・体の熱を冷ます

・むくみ改善
腎臓の働きを助け、溜まっている水分や老廃物を排出促進してくれる効果が期待できると言われています。

・むくみ改善
腎臓の働きを助け、溜まっている水分や老廃物を排出促進してくれる効果が期待できると言われています。

・デトックス
余分な水分を排出してくれるので、体内の毒素を一緒に排出してくれる効果が期待できると言われています。

・美肌効果
新陳代謝を促進することから、美肌効果が期待できると言われています。
美白、保湿、イボ、ニキビ、アトピー、サメ肌などにもよいと言われています。
また、良質なアミノ酸でできたタンパク質が、肌の生まれ変わりをサポートするのでさらによいとされています。
喜ぶ女性・吹き出物や、アトピー性皮膚炎の症状改善

コイクセラノイドという成分が、“肌の角質の代謝”を高める効果が期待できると言われています。

・胃の保護
体内に余計な水分がたまるのを防ぎ、水分の過剰補給などによる胃の負担から守ってくれる効果が期待できると言われています。

・花粉症などのアレルギー予防
アレルギーを引き起こすヒスタミンを抑制する効果が期待できると言われています。

・慢性気管支炎の症状緩和
咳や痰を鎮める効果が期待できると言われています。

2. 麦茶/はと麦茶を飲むときの注意点

麦茶/はと麦茶を飲むときの注意点を6つご紹介します。
注意
・市販のティーバッグはノンカフェインとは限りません
麦茶/はと麦茶は、本来ノンカフェインですが、商品によってはカフェインを含んでいるものもあります。
水出しなどの商品で、色が早く出るように加工したためです。
ウーロン茶や紅茶の葉などを混ぜているのです。
妊婦さんやお子さんが飲む場合は、購入時に「ノンカフェイン」と表示されているものを選ぶように注意してください。

・妊婦さんは、はと麦茶を飲むのはNG
はと麦に発生することのあるカビが原因で、子宮収縮作用が起きることがあり、妊婦さんは飲まない方が良いとされています。

・小麦アレルギーの方が、はと麦茶を飲むなら注意が必要
はと麦と小麦の分子構造が似ているので、はと麦の摂取によってアレルギー反応が出る可能性があります。

・熱中症対策として麦茶を飲むなら、塩分も合わせて補給しましょう
麦茶を、運動中の熱中症対策として飲む場合は、塩分を補った方がバランスよく、汗で失われた成分を補給できます。

・冷えた麦茶/はと麦茶をがぶ飲みはNG
夏の暑い日に冷えた麦茶はとてもおいしいですが、がぶのみしすぎると内臓を冷やしてしまいよくありません。
コップ1杯を30分おきに飲むなどの飲み方がよいでしょう。
mugicha2
・冷蔵して1~2日で飲みきる
麦茶/はと麦茶には、タンパク質が含まれるため、茶葉からいれるお茶よりいたみやすいです。
いれたら、できるだけ早くさまし、冷蔵庫で保存しましょう。保存は1~2日が目安で、できればいれたその日に飲みきるようにしましょう。
保存容器はガラス製の方が雑菌が繁殖しにくくよいと言われています。